モモリク先生…今日は相談したいことがあって。
友だちのララがね、最近すごく疲れてるみたいなの。



ララさん、よければ話してみて?



はじめまして…。ララです。
実は、ここ数ヶ月ずっと仕事のことで心が重くて…。
毎日残業が続いても残業代は出なくて、人間関係もギスギスしてて…。
帰っても疲れが取れなくて、朝起きるのもつらいんです。



それは…心も体も限界に近づいているサインかもしれないねぇ。



ララ、ずっと我慢してたんだよね。
でも今日は、一緒に“今の状態”をちゃんと見つめてみようよ。



はい…。このままじゃいけないって思いながら、どうすればいいのか分からなくて…。
少しでもヒントがあれば聞きたいです。
職場ストレスが限界に近づくと出る“心と体のサイン”





先生…“限界に近いサイン”って、どんな状態なんでしょうか?



まずね、いちばん分かりやすいのは“体より先に心がしんどくなる”ことだよぉ。
何でもないことに涙が出たり、朝の支度が異様に重く感じたりしないかなぁ?



……あります。
朝、布団から出るのが本当に苦しくて。
理由は分からないのに涙が出ちゃう日もあって…。



それは強いストレスの典型的な反応だよ。
心がSOSを出してるんだ。
① 心のサイン



心のサインは、我慢してる人ほど自分で気づきにくいんだぁ。
例えば——



全部、当てはまります…。
特に“感情が動かない”ってところ…。



それは“心のエネルギーが低下している状態”。
がんばり続けた人ほど、こうなりやすいんだ。
② 体のサイン



体にも出るって聞いたことあるよ!



うん。心の疲れは必ず体にも出るよぉ。
例えば——



最近、ずっと頭が重くて…。
病院に行こうか迷ってたところです。



その迷いがすでにサインなんだよ。
普通の疲れなら休日に回復する。
でも、ストレス疲れは“休んでも元に戻らない”。
③ 行動のサイン



最後は“行動の変化”。これも大事なポイントだねぇ。
例えば——



まさに…全部です。
休みの日も寝るだけで、何もできなくて…。
私、やっぱり限界に近いんですね。



うん。でも気づけたのは、とても大きな一歩だよ。
ここから少しずつ取り戻していける。



ララ!一緒にやっていこうよ!
焦らなくて大丈夫だからね!
なぜ職場ストレスはここまで辛くなるのか?その背景と要因





リク先生、ララの話を聞いていて思ったんですけど…。
職場のストレスって、どうしてこんなに心に響くのかな?
普通の「嫌なこと」とは違う感じがします。



本当にそれなんです…。
朝起きると身体が重くて、涙が急に出てきたり…。
自分でも理由がよくわからなくて。



うん、ララさんが感じている辛さは“理由があるもの”なんだ。
職場ストレスが深刻になりやすい背景って、いくつかあるんだよ。



そうそう。しかも、それは個人の弱さとは関係ないんだねぇ。
環境が心に強く影響を与えているんだよぉ。
順番に説明していくねぇ。
背景その1:人間関係のストレスは“脳の危険信号”になる



人間関係って、やっぱり大きいんですね?



そりゃ大きいよ。上司の強い圧力や、否定的な言い方、職場のピリピリした空気って、脳にとっては“社会的な危機”って感じるんだよね。



だから身体が「危ないかも」と判断して、心拍が早くなったり、緊張が抜けなくなったりするんだぁ。これは自然な反応なんだよぉ。



私、上司と話すだけで体が固まっちゃうんですけど…。
それも危険信号なんですか?



うん、とても大事なサインだよ。
背景その2:“自分では変えられない状況”が続く



私の職場って、急に仕事が増えたり、判断基準もバラバラで…どう頑張っても追いつけないんです。



それは相当つらい状況だねぇ。
“コントロール不能な環境”は、人の心に強いストレスを生むんだよぉ。



自分の努力で改善できないのって、精神的にすごくきついですよね。



まさにそう。がんばっても成果につながらない状況は、心のエネルギーをどんどん減らしてしまうからね。
背景その3:“努力しても認められない”評価崩壊



ララって昔から頑張り屋さんなのに、あまり評価されていない感じがあります…。



誰も見てない気がして…。
最近は「何のために頑張ってるんだろう」って思うんですよね。



その感覚、とても大切だよぉ。
努力が認められない状況が続くと、自己肯定感が静かに削られていくんだねぇ。



しかも周りは気づきにくいから、本人だけが苦しみを抱え続けてしまいやすいんだよね。
背景その4:“やめたいのに辞められない”という出口のなさ



辞めたい気持ちはあるんですけど、やっぱり生活のことや周りのことを考えると踏み出せなくて…。



そういう人、たくさんいそうだよね。



“逃げられない状況”はストレスを一気に強くするからねぇ。
心が行き場を失ってしまうんだぁ。



だから、同じストレスでも、逃げ場があるかどうかで負担が全然違うんだよ。
背景その5:真面目さ・優しさがストレスを増幅させてしまう



ララって、本当に優しいし、責任感もすごくあるんだよ!



それが最近は裏目に出てしまってる気がして…。



うん、真面目さや優しさは本来すごく素敵な長所なんだけど、残念ながらブラックな環境では“利用されやすさ”にもつながってしまうんだよ。



“自分が頑張れば何とかなる”って抱え込む人ほど、追い込まれやすい傾向があるねぇ。



こうして聞くと、ララが辛いのは本当に当然のことなんですね…。



……正直、少しホッとしました。
自分が弱いだけじゃないんですね。



もちろん。むしろ、強くがんばってきたからこそ、負荷が大きかったんだと思うよ。



次は、「このまま放置したらどうなるのか」について説明していくよぉ。
ここを知ると“早めに対処する理由”がよく見えてくるからねぇ。
このまま放置するとどうなる?心身への悪影響





リク先生、ララの話を聞けば聞くほど心配になってきました…。
この状態って、もしこのまま放っておくと…、どうなっちゃうのかな…?



正直、最近ちょっと怖いんです。
朝起きられなかったり、涙が出たり…。
でも「まだ行けるかも」と思って無理してしまって…。



ララさん、その“まだ行ける”は危ないサインかもしれないよ。
職場ストレスを抱えたまま無理して働き続けると、心と体にいろいろな影響が出てくるからね。



そうだねぇ。今日は代表的な例を、一つずつ丁寧にお話しするねぇ。
心の不調:感情のコントロールが難しくなる



最近、小さなことで落ち込んだり、逆に急に泣いてしまったり…。
これもストレスの影響なんですか?



うん、まさにそうですねぇ。
“情緒の揺れ”は初期の SOS のひとつなんだよぉ。



ストレスが続くと、脳がずっと緊張モードになるんだ。
そうすると、普段なら受け流せることでも心が反応しやすくなってしまうんだよ。



ララ、がんばりすぎてたんだね…。
体の不調:睡眠・食欲・自律神経の乱れ



眠れなかったり、逆に寝ても寝ても疲れてたり…。
これってよくあるんですか?



よくあるよぉ。ストレスが自律神経に影響して、睡眠や食欲が不安定になる方はとても多いねぇ。



頭痛や胃の痛み、肩こり、動悸などもよく見られるよ。
体のSOSは、心のSOSより先に出ることも多いんだ。



つまり“見えない疲れ”が、体の表面に出てきてしまっているんですね。
仕事への影響:集中できない・判断が鈍る



最近、ミスも増えてきちゃって…。
「どうしてこんなことが?」って自分でも焦ることが多いんです。



責める必要はまったくないからね、安心して。
心が疲れていると、集中力も判断力も落ちるのは当然なんだよ。



むしろ、その状態で仕事を続けているのが危険なんだねぇ。
“がんばれるけどパフォーマンスは落ちる”という悪循環に入りやすいんだよぉ。



その悪循環、すごくイメージできます…。
長期化すると…“燃え尽き症候群”へ



…実は最近、「もう何も考えたくない」と思うことがよくあって…。
これ、ちょっと怖いんです。



それは“燃え尽き状態”の入り口に近い症状かもしれないねぇ。



“心がスイッチを切る”ような状態だね。
がんばり続けた人ほど急に限界が来るんだよ。



ララ、無理してきたんだね…。



……自分では気づけなかったです。
日常にも影響が広がる



仕事以外の時間も、楽しい気持ちが湧かなくて…。
家に帰ってもボーッとしてしまいます。



ストレスが長期化すると、趣味や家族との時間にも影響が出ることがあるよぉ。
心が疲れると“喜びを感じる力”が弱くなってしまうんだねぇ。



これは“うつ状態”の前段階でもあるから、見逃さないことがとても大切だよ。



仕事のストレスって、人生全体に影響するんですね…。



こうして聞くと、やっぱり「ただの疲れ」と片づけちゃダメなんですね。
ララの症状って、かなり危ないところだったのかも…。



……正直、ここまで影響してるとは気づいてませんでした。
でも、知れてよかったです。



ララさん、気づけたのは大きな一歩だよ。
ここからは“これ以上悪化させないための対策”を知っておこう。



これから「今日からできる職場ストレスの軽減方法」を一緒に考えていくよぉ。
今日からできる職場ストレスの軽減方法





さてさて、ここからは“今日からできる”ストレス軽減方法を、一緒に見ていこうか。
難しいことは言わないから安心してね。



今日から…って言葉、ちょっと救われますね…。
なんだか毎日がしんどくて、何から手をつけていいか分からないんです。



うん、その“しんどい”を放置しないのが本当に大事だよぉ。
無理に大きな変化を起こさなくても、できることから少しずつ始めればOKだからねぇ。



ララ、私も昔ストレスでつぶれかけた時期があったんだけど、小さなことでも続けたら結構楽になったよ。
① 「身体の緊張を取る」シンプル呼吸法



呼吸って…そんなに変わるんですか?



変わるよぉ。
ストレスで身体がずっと“戦闘モード”になってるからねぇ。
とくに「息が浅い人」は要注意だよぉ。



やり方は超簡単!
“4秒吸って → 6秒かけて吐く”
これを3〜5回でOK。



あ、なんか…吐いた瞬間に少し肩が下がる感じがしました。



その感覚が“副交感神経が働き始めたサイン”だねぇ。
② 心が限界のときは「環境を整える」のが先



環境…ですか?気持ちから整えるものかと…。



いやいや、気持ちって“環境の影響”をめちゃくちゃ受けるからね。
たとえば、
・デスク周りを少し片付ける
・PCの画面の明るさを少し下げる
・タスクを優先順位で3つに絞る
こういうだけでも全然違うよ。



私も朝少しだけデスク整えるようにしたら、仕事の入りがめちゃ楽になった!



あ…なんかハードル低めで助かる…。
③ 人間関係のストレスは「距離」で対策する



人間関係…ここが一番つらいところかもしれないです。



無理に仲良くしなくていいし、相手を変えようとしなくていいよぉ。
できるのは“距離の調整”だけだぁ。



たとえば、
・ランチをひとりで行く日を作る
・仕事はチャットで済むところはチャットに切り替える
・感情的になりがちな相手とは「短く・要点だけ」話す
こういう“ミニ距離感調整”はすごく効果的。



なるほど…直接ぶつかるより、距離を変えるほうが現実的ですね。
④ 「感情の出口」を作っておく



ララ、感情って溜め込むとほんとにしんどくなるよ…。



うん、人は“感情を出せないと壊れる”生き物だからねぇ。
吐き出し方はなんでも良いよぉ。
・メモ帳に気持ちを書き殴る
・信頼できる友達にだけ愚痴る
・専門家に話す
・泣く(実はめちゃ効果高い)



泣くことも…いいんですか?



むしろ最高のデトックスだよ。
涙ってストレス物質を体外に出すからね。
⑤ 「絶対に一人で抱えない」ための“早期SOS”



…正直、助けてって言う勇気が出なくて。



そこが一番つらいところなんだよねぇ。
でも、“助けて”を言えないのは弱さじゃないよぉ。
むしろ、限界まで頑張りすぎた強さの証拠なんだぁ。



もし「ちょっと無理かも」と思った時点で、
・上司
・産業医
・メンタル相談の窓口
・友達
・家族
誰でもいいから、ひとことだけでいいんだよ。
「最近しんどいんだよね」って。



その一言が…最初の一歩になるんですね…。



うん、ララがここに来たのも、立派な“一歩目”だよ。
ひとりで抱えないための相談先とサポートの選び方





さて、ララ。ここからは“どこに相談すればいいのか問題”を一緒に整理していこうか。



はい…。実はそこが一番分からなくて。
誰に相談したらいいのか、どう頼ったらいいのかも迷ってしまうんです。



うんうん、その気持ちすごい分かるよ…。
相談するって、勇気いるよね。



でもね、相談って“弱さを見せる行為”じゃなくて、“自分の心を守る行動”だからねぇ。そこを一緒に確認しながら進めていこう。
① 「話しやすさ」を最優先にしていい



やっぱり…会社の人に言うべきなんでしょうか?



必ずしもそうじゃないよ。
相談相手は“信頼できて、否定しない人”が最優先。
たとえば、
・親しい友達
・信頼できる同僚
・家族
こういう相手から始めていい。



むしろ、初手としては身近な人のほうが心理的ハードルが低いよねぇ。



それなら…私にも話せそうな人がいます。
② 職場で相談するなら「距離の近さ」より「中立性」



職場の上司…は正直ちょっと苦手なんです。



うん、それなら無理に上司じゃなくていいよ。
職場で相談する場合は、
・産業医
・人事
・総務
・社内メンタルヘルス窓口
のように“中立的な立場”の人の方が話しやすいことも多い。



私は前の職場で産業医さんに助けてもらったよ。
話を聞いてくれて、部署変更の提案までしてくれた!



部署変更…そんな可能性もあるんですね…。



あるよ。相談しないと選択肢がゼロのまま、というほうが怖いからね。
③ 外部の専門相談を使うのも全然アリ



外部の相談って…どんなところがありますか?



例えば、
・自治体の「こころの相談」
・公的の電話相談
・カウンセラー
・オンラインのメンタルサポート
いろいろあるよぉ。



外部を使うメリットは“職場との利害関係がない”ってこと。
完全にフラットな立場だから、安心して話せるんだよね。



なるほど…話しても立場が不利にならないのは心強いです。
④ 相談するときのコツは「全部言わなくていい」



相談って、全部正確に状況を説明しないとダメなんじゃ…?



そんなことないよぉ。
“言える範囲”で、“今のつらさだけ”でも十分なんだぁ。



むしろ、最初から全部話そうとすると余計しんどいからね。
「最近しんどくて…」
「ちょっと眠れない日が続いてて…」
こういう一言だけでも相談は成立するよ。



私も最初は“全部話さなきゃ”って思ってたけど、途中で泣いちゃって結局ほとんど説明できなかった(笑)
でも、それでも助けてもらえたよ。



…それなら、私も言えそうです。
⑤ 「相談していい状態」=「ギリギリ手前」



正直、あまり大げさに感じていいのか分からなくて…。



むしろ今のララは相談して“ちょうどいいタイミング”だよぉ。
ストレス相談ってねぇ、
・倒れそうな時
・会社に行けなくなった時
・涙が止まらない時
こうなってからでは遅いんだよぉ。



相談は“ギリギリになってからするものじゃない”。
“ギリギリ手前で動くのが一番賢い”んだよ。



…そう聞くと、相談するのが少し怖くなくなります。



ララ、今日ここに来たのも、めちゃくちゃ良いタイミングだったんだよ。
まとめ|“あなたの心を守る”という選択を大切に





ララ、今日いろいろ話してみて…少しは気持ちが軽くなったかな?



うん…まだ不安もあるけど、「私だけじゃなかったんだ」って思えて、少し呼吸がしやすくなった気がします。



ララさんは本当に頑張ってきたんだね。
毎日そんなに忙しいのに、人に気を遣って、周りを壊さないようにして…。
それでも「もっと頑張らなきゃ」って自分を追い込んでしまう。
その優しさこそ、大事にしてほしい。



そして、つらさに気づいたララさんの行動は、とても勇気のある一歩だよぉ。
“しんどい”と認めることって、実は誰にでもできることではないからねぇ。



でも…まだ迷う気持ちもあって…。
本当に、今の働き方を変えていいのかなって。



もちろん!変えていいと思うよ。
だってララは、ずっと我慢して、限界まで頑張ってきたじゃない?
“これ以上つらくならないために”選ぶことって、逃げじゃなくて前向きなことだと思う!



そうそう。
心と体はひとつしか無いんだし、壊れてからでは遅いんだよ。
守るための選択をするのは、ララさんの大切な“権利”なんだ。



小さな変化でも大丈夫だよぉ。
相談するとか、休む時間を確保するとか、自分の気持ちを言葉にするとかぁ…。
それだけで状況は必ず動き始めるからねぇ。



……そう言ってもらえると、少し勇気が出ます。
「このままじゃダメかも」って思っていたけど、ちゃんと選んでいいんだって。



ララが笑顔になれる働き方、きっと見つかるよ!
一緒に考えよう!



ララさん、これだけは忘れないでね。
“今のあなたのしんどさは、決して軽いものじゃない。
そして、あなたには支えがある。”
変わっていく未来は、ララさん自身の手で作れるから。



ありがとうございます…。
私、もう少し自分に優しくしてみますね。



その気持ちがあれば十分!
ゆっくり、自分のペースで進んでいこうね!





